自治体の観光促進や町おこしの担当者、代理店の営業担当者様は「地域ブランド」についてどのような計画や取り組みをされていますか？

そもそも「地域ブランド」には、主に観光客を呼び込んだり移住の後押しとなるよう、各地域特有の特産品や工芸品、観光名所などをブランディングして価値を高めるといった目的があります。

例えば、毎年県外から多くの観光客が集まるような桜まつりや、夏祭りといった季節のイベントなども地域の魅力をアピールできる機会と言えます。

しかしせっかく様々な見どころをアピールしているのに
「観光名所やその近隣店舗にだけ人が集まってしまう…」
「ご当地グルメやおすすめのアクティビティなどがなかなか伝わらない」
なんて経験はありませんか。

そこで今回は「スマホスタンプラリー」を使って

• ・観光地の周遊促進＆近隣店舗の売上アップで地域活性化
• ・地元特産品やおすすめの周遊ルートの提案でブランド力を強化

GPS方式でスタンプを取得していく「お花見名所スタンプラリー」をご紹介します。

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1　本企画の流れ

1-1　QRコードを読取り、スタンプラリーの参加登録

まず、スタンプラリー参加用QRコードを用意します。イベント告知ポスターやパンフレットに掲載し、対象としたいスポットや施設など人の集まりやすい場所へ設置します。

参加者は、記載のQRコードをスマートフォンで読取り、スタンプラリーサイトにてニックネームやパスワードを設定して参加登録を行います。参加登録完了後、マイページが作成され、スマホ上にスタンプ台紙が発行されます。

1-2　スタンプを取得&現地のPR情報を紹介

参加登録後は「お花見」にちなんだ桜の名所や、関連する施設・イベントを巡りスタンプを集めます。
複数の名所や関連スポットを周遊させることで地域全体を周遊し、近隣店舗への来店促進や利用率アップも期待ができます。

屋外かつ広域で開催されるお花見や関連イベントでは、ポスターやPOPといった掲示物や案内スタッフの配置が行えないこともあります。
そこで今回は、掲示物が置けない場合や無人でも対応可能な、位置情報を認証してスタンプを取得する「GPS方式」を利用します。対象のスポットに到着後、チェックイン(位置情報の認証)を行ってスタンプを取得します。

「お花見」のテーマに合わせてスタンプを集める度に桜が満開になっていくデザインは、ただスタンプを集めるだけでなく、デザインが出来上がっていく達成感で最後までスタンプラリーを楽しんでもらう事ができます。

1-3　条件達成で抽選に応募

スタンプを条件数集めると、景品が当たる抽選に応募することができます。

開催地域ならではの地元野菜やお米などの特産品、観光施設の宿泊券などを景品にすることで、地域のアピールや再来訪のきっかけに繋がります。

また、観光名所や施設を巡る他にも、その地域ならではの「食」「体験」「観光」といったカテゴリーを関連付けた周遊ルートを提案することも可能です。
特産品を食べて回るグルメツアーや山登りなどのアクティビティ体験ツアーなど、独自のツアーを作成して回ってもらうことで、地域のブランド力強化が期待できます。

2　企画のポイント

• ・花見の名所や関連施設を巡ることで、地域周遊と近隣小売店の来店・売り上げUPに貢献
• ・来訪を強化したい場所を周遊ルートにしたり、地元の特産品プレゼントで地域ブランドの魅力をアピール

いかがでしたでしょうか？
企画のヒントになれば嬉しいです

今回は、お花見の名所を巡るGPSを利用したスタンプラリーをご紹介しました。
お花見のテーマ以外にも、サイクリングコースや雑貨店を巡ったりなど、地域の強みに合わせたテーマでスタンプラリーを実施することで、観光で訪れた人に地域の強みをアピールする事ができます。

ぜひ今後の企画立案にお役立てください。

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